2025年2月6日、紡織機器バネ工業株式会社では、ISO14001取得に向けた第2回勉強会が開催されました。
今回は、環境側面の洗い出しに関する検討がメインの内容となり、参加者全員で協力して学びを深めました。
勉強会の内容
勉強会では、参加者がそれぞれ作成してきた環境側面の洗い出し資料をもとに、細かな適用範囲の検討が行われました。
具体的には、自分たちの仕事ごとに環境側面を細分化し、どのように整理すべきかを講師とともに議論しました。
その結果、どの範囲まで細分化するべきか、適用を分ける際の基準などを明確化しました。


さらに、化学物質の法規制についても確認し、会社の現場環境から法規制に抵触する恐れがある項目を洗い出しました。
具体的には、キュービクル式受電設備有無やガスの取り扱い状況の確認、産業廃棄物の処理方法の確認、消火器の入れ替えと点検について、などが議論され、注意すべき環境項目について理解を深めました。


また、著しい環境項目についても説明を受け、どのように対応するべきか確認されました。参加者同士で意見を交わし、著しい環境項目には「クレーム不要」を洗い出すところまで進められました。
次回の予定
次回の勉強会では、本日の内容をもとに環境側面の洗い出し資料を修正して精度を上げていくとともに、講師からのフィードバックを受ける予定です。
また、緊急事態訓練に関する説明も行われ、今後の対応についての理解を深める機会となりそうです。
参加者の感想
参加者からは、勉強会に対する前向きな感想が寄せられました。特に、法令に抵触する化学物質について知ることは、ISO取得のためだけでなく、社員一人ひとりの環境意識を変えるきっかけになると感じたという意見がありました。
講師からも、法令を事細かく覚える必要はないが、自分たちの環境に該当する物質の規制については、ざっくりとで構わないので、知識をもっていると良いとアドバイスを受け、今後意識していきたいということでした。
また、化学物質の規定数量を一覧表にまとめ、保管場所に掲示することで、必要な管理が一目瞭然になるとの提案もありました。
さらに、防災訓練に関しても関心が高く、消火器の使用方法についての講習が必要だと感じた参加者も多かったようです。今後の訓練を通じて、より実践的な知識を深めていきたいとの意欲が感じられました。
次回の勉強会も、さらに実務に直結した内容で充実した学びの機会となりそうです。
