活動レポート

ISO研修を実施しました

2025年5月9日13時より、ISOに関する研修を実施しました。
今回の研修では、以下の3項目について確認を行い、講師から説明を受けました。

(1)ISO14001の取得に向けた確認事項
(2)ISO9001における目標管理
(3)ISO9001における内部監査

20250522 ISO研修

(1)ISO14001の取得に向けた確認事項

前回実施した工場点検で指摘された事項について、改善内容を報告しました。これに対し、講師からは「特に問題はない」との評価をいただきました。

また、電気保安協会による点検記録の確認については、現在報告書を精査中のため、次回の研修で改めてご報告する予定です。

(2)ISO9001における目標管理について

ISO9001認証を継続するために重要となる「目標管理」について、講師より説明がありました。

会社全体として目標は1つでも構いませんが、各部門がその目標を達成するためにどのような取り組みを行うかを文書化しておく必要があるとのことです。
目標達成のためには、以下の5点を明確にしておく必要があると説明を受けました。

・何を行うか(実施事項)
・何を使うか(必要な資源)
・誰が行うか(責任者)
・いつまでに行うか(完了期限)
・どのように評価するか(結果の評価方法)

品質管理部では、すでに取り組み内容が決まっているため、その実行に注力するよう指示がありました。一方、製造部については、来期に実施する具体的な取り組みが決まっていないため、部署内で検討の上、決まったら講師に報告するようにとのことでした。

20250522 ISO研修

(3)ISO9001における内部監査について

ISO9001の内部監査とは、組織の品質マネジメントシステム(QMS)が規格の要求事項を満たしているか、またその仕組みが効果的に運用されているかを確認するためのプロセスです。

内部監査は、第三者機関による外部監査とは異なり、組織内部のメンバーが主体となって実施します。 研修では、内部監査の進め方について、以下のような流れで行うとの説明がありました。

1. 監査計画の立案

監査日時、対象部門、監査員、監査の目的・範囲などの概要を決定します。

内部監査では客観性と公平性を確保するため、自部門を監査することはできません。そのため、被監査部門と連携しながら監査日程を調整し、計画を立てる必要があります。

なお、監査計画書については、講師がたたき台を作成してくださる予定です。

2. 監査準備

具体的な監査の準備として、チェックリストの作成が必要です。
このチェックリストは、内部監査の目的を的確に達成できる内容であることが重要であり、まずは講師がサンプルを作成してくださるとのことでした。各部署はその内容を必ず確認し、適宜調整を行う必要があります。

3. 監査の実施

準備したチェックリストと計画に基づき、実際に監査を実施します。

20250522 ISO研修

今後の予定について

次回ISO勉強会:6月27日 13時〜
内部監査:7月25日 13時〜実施予定

研修を受けての感想

今回の内部監査は、ISO9001認証を継続するために必要な取り組みであり、社員が主体となって実施することは以前から聞いていました。しかし、実際にどのように進めていくのか、まだ具体的なイメージが持てておらず、不安な部分もあります。とはいえ、認証の継続に向けて必要なことですので、今後もしっかりと学び、対応していきたいと感じました。

また、チェックリストがあったとしても、各部署の担当者が確認に必要なファイルをすぐに取り出せない現状があります。今回の監査をきっかけに、必要な書類の保管場所を明確にし、社内で共有できる環境を整備していくことが重要だと考えています。

監査を「受ける側」としては、できるだけ指摘を受けることがないよう、事前にしっかりと準備をして臨みたいと思います。

また、「行う側」としては、自部署以外の業務を監査することになりますので、他部門の作業内容を客観的な視点で見る良い機会になります。気づいた点があれば、前向きなアドバイスも積極的に行っていきたいと思います。

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ISO9001推進部

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