2026年3月16日、ISO9001の内部監査に向けた社内研修を実施しました。
本研修では、内部監査の基本的な流れの再確認と、今後の審査スケジュールを見据えた準備について理解を深めました。

内部監査に向けたスケジュール確認
今回の研修では、今後のスケジュールについて以下の通り共有されました。
- 6月頃:内部監査の実施(推奨時期)
- 7月:最終フォローアップ
- 9月:維持審査(予定)
内部監査後は、改善点への対応状況をしっかりと確認し、審査に備えていくことが重要です。また、マネジメントレビューについては、日頃のランチミーティングの議事録をベースに活用しつつ、抜け漏れがないか最終確認を行う方針が共有されました。
ISO14001に関する取り組み
研修の冒頭では、工場長より環境対応に関する報告もありました。
現在、各部署から出るゴミの種類を整理しており、今後は生ゴミを含めた産業廃棄物として適切に処理できる業者の選定・契約を進めていく予定です。


内部監査の基本を再確認
研修では、内部監査の基本について改めて整理しました。
(1)内部監査員の力量
内部監査員には、以下のようなスキルが求められます。
(1)知識・専門性 (2)監査技術 (3)客観性と公正さ
維持審査などの外部審査では、「内部監査員としての力量の証拠」を求められることがあります。その対策として、各審査機関が実施している内部監査員養成講座を受講し、証書を取得しておくことも有効であると講師より説明がありました。
(2)内部監査の種類
第1者監査:自社による内部監査
第2者監査:取引先などによる監査
第3者監査:外部機関による監査
(3)内部監査の目的
適合性(ルール通りにできているか)
有効性(仕組みが機能しているか)
(4)監査の進め方
内部監査は、以下の流れで進めます。
(1)監査計画の作成、(2)監査実施(ヒアリング・記録確認)、(3)監査報告、(4)是正処置の確認。
特に監査実施時には、「監査基準の明確化」と「客観的証拠の収集」が重要なポイントとなります。
【客観的証拠の例】
●記録(帳票・ログ) ●文書(手順書・計画書) ●現場の状態 ●インタビュー
なお、当社で作成している作業手順の動画は「電磁的文書」に該当し、文書として扱われることも確認しました。


是正処置の考え方(4M)
是正処置では、再発防止のために「真因」を特定することが求められます。その際は、以下の「4M」の視点で原因を整理します。
(1)Man(人)、(2)Machine(設備)、(3)Method(方法)、(4)Material(材料)。 単に人に依存する対策ではなく、仕組みとして再発を防ぐ改善が重要です。
力量管理と今後の取り組み
今年は、従業員一人ひとりの評価と力量を結びつけた管理にも取り組む予定です。
- スキルや目標を整理したプロフィールの作成
- 業務能力と環境対応力の紐づけ
- 個別評価の実施
これにより、品質(ISO9001)と環境(ISO14001)の両面で、より実効性のある運用を目指していきます。
また、評価制度に関連して、講師より個人情報保護法についての補足説明もありました。
従業員情報を含め、個人情報を取得する際には利用目的の明示が必要となるため、社内掲示やプライバシーポリシーの整備など、適切な対応を進めていきます。


まとめ
今回の研修を通して、内部監査の本質を改めて確認しました。
- 内部監査は「改善のための活動」
- 適合性と有効性の両面で評価する
- 客観的証拠に基づく判断が重要
- 是正処置は真因の除去が目的
今後は、計画的に内部監査の準備を進め、より実効性のある品質マネジメントの運用につなげていきます。
次回予定
次回は、2026年4月16日(木)13:30より実施予定です。内部監査に向けた具体的な計画作成と、工場内の確認を行います。





