1月23日、ISO14001の認証取得に向けて、研修を実施しました。
これまでBCP研修などを挟みながら進めてきたため、今回はあらためて講師よりISO14001の条文全体について説明を受け、ISO9001との違いを整理するとともに、今後の進め方やスケジュールについて確認を行いました。

規格改訂について(ISO9001・ISO14001)
講師より、2026年にISO9001およびISO14001の規格改訂が予定されているとの説明がありました。
現時点では、改訂後の構成や具体的な内容は未確定のため、今後の動向を注視し、内容が確定次第、必要に応じて資料や運用の見直しを行う方針を確認しました。
ストレスチェック義務化への対応
2025年5月の改正法成立により、従業員50人以下の企業においてもストレスチェックが義務化されます。
数年間の経過措置を経て、2028年5月までに義務化される予定です。
ISOの観点では、ISO14001で確認対象となる可能性はあるものの、現時点で無理に導入を進める必要はなく、今後に向けた準備を少しずつ進めておくことが望ましい、との説明がありました。


ISO14001条文の振り返りとISO9001との違い
研修では、ISO14001の条文を最初から順に振り返り、ISO9001と共通して運用できる部分、注意が必要な違いについて整理しました。特にポイントとなった項目は以下のとおりです。
4.組織の状況
外部・内部の課題を明確にし、組織の現状を把握する項目です。
ISO9001と合わせて運用する場合、昼食時のミーティングを活用する方法が有効との助言がありました。
現在、昼食ミーティングでは品質目標に加え、環境や5Sに関する目標設定や進捗報告を行っているため、この運用を活かしながらISO14001にも対応していく方針としました。
5.リーダーシップ
この項目では環境方針の策定が求められます。
現時点では環境方針を策定していないため、新たに作成が必要となります。
講師より、たたき台となる資料を提供いただく予定で、それをベースにするか、独自に検討するかを含め、次回研修で具体的に検討していきます。
また、ISO9001から追加されている要素もあるため、それらを反映した内容とすることが重要です。
なお、品質と環境を統合した「品質・環境方針」として策定することも可能との説明がありました。
環境方針は文書化が必要で、利害関係者には近隣住民も含まれるため、社内掲示やホームページへの掲載が求められる点も確認しました。
6.リスク及び機会への取り組み
6.1.2の「環境側面」は、昨年作成した一覧表を活用できます。
日常業務が環境にどのような影響を与えているかを整理し、その中から優先度の高いものを「著しい環境側面」として定義します。
この点はISO9001との大きな違いですが、すでに一定の整理ができていることを確認しました。
9.パフォーマンス評価
基本的な考え方はISO9001と共通していますが、9.3(マネジメントレビュー)では法令違反が発生した場合の対応に触れる必要があります。
また、アウトプット項目がISO9001よりも3項目多い点についても確認しました。


今後の課題
研修を通じて、今後取り組むべき主な課題は以下のとおり整理されました。
(1)環境方針の策定
講師より提供されるたたき台資料を参考に作成
(2)ISO14001マニュアルの作成
今月中に講師より提出予定
そのほか、緊急事態対応として避難訓練の実施が必要となります。
緊急事態対応と内部監査が完了すれば、審査を受けられる段階に入ります。
今後のスケジュール
2月〜4月:全社員への規格説明、環境体制の構築、内部監査計画書作成
4月〜5月:避難訓練の実施
5月〜7月:内部監査
※審査を受けるのは2027年の予定
以上のスケジュールで進めていく予定です。
次回の研修では、環境方針の具体的な内容について検討を行う予定です。





