ISOの「現場への十分な浸透」を目標に第7回ISO9001研修が2月9日に実施されました。第7回では第8項目「運用」の前半についてISO推進委員部員が講義を行いました。

運用
第8項「運用」では以下の項目について書かれてます。
- 8.1 運用の計画及び管理
- 8.2 製品及びサービスに関する要求事項
- 8.3 製品及びサービスの設計・開発
- 8.4 外部から提供されるプロセス、製品及びサービスの管理
- 8.5 製造及びサービス提供
- 8.6 製品及びサービスのリリース
- 8.7 不適合なアウトプットの管理
今回の講義では、8.1、8.2、8.4についての説明(8.3 は弊社では適用不可能の為除外)が行われました。
8.1 運用の計画及び管理
製品やサービスをお客様に提供、並びに第六章「計画」で決定した取り組みを行う為に必要な業務を計画・実施・管理する。
具体的には「製品仕様やサービス内容」を決定し、「合格・不合格の基準」を設定し、「必要な資源(建物・設備・力量)」を明確にし、「定めた判定基準に従って仕事」を管理し、「計画通りに仕事が行われたことを確認」「顧客等に製品やサービスの質を証明」する為に、必要であれば文書・記録を残す。
ルールや計画を変更する際は、そのことで問題が発生しないように、管理しながら進める。また、意図しない事態などにより、ルールや計画を変更せざるを得なくなった場合は、その変更等を確かめて、影響が小さくなるように対策をとること。又、外注の場合についても後の項目8.4に基づいて、管理する。
8.2 製品及びサービスに関する要求事項
8.2.1 顧客とのコミュニケーション
誰がどの問い合わせに対応するか、たらい回しを防ぐために明確化する。
- 営業:代表取締役、工場長
- 製品に関する問い合わせ:品質部長
- クレーム:品質に関して:工場長、製造部長
8.2.2 製品及びサービスに関する要求事項の明確化
見積を顧客に出すとき、法律や規制、当社が決めたルールに合っていること。製品の仕様やサービス内容について、実施(製造)可能であること。を明確にする。
8.2.3 製品及びサービスに関する要求事項のレビュー
- 8.2.3.1
製品やサービスについて顧客と約束をする時は、事前にその約束の内容が実施可能かどうかを代表取締役が「見積書」作成前に確認する。
内容が前回と異なる場合、契約前に、変更について顧客と同意することとする。 - 8.2.3.2
顧客に提供する製品やサービスに関して確認の連絡や変更になった項目が存在する場合は、「見積書」もしくは「図面」「注文書」が変更されたものを残す。
8.2.4 製品及びサービスに関する要求事項の変更
顧客に提供する製品やサービス、仕様等の変更があった場合、口約束では行わず、原則「図面」「メール」等に再度承認を得る。また、変更後は顧客と当社内で関連する者の承認を得ること。
8.4 外部から提供されるプロセス、製品及びサービスの管理
8.4.1 一般
当社が求める品質の購買品や外注の結果が得られるように仕組みを作る。外注先の部品を自社製品に使う場合や直接顧客に納品、サービスを行う場合。業務の一部を外注に任せる場合は管理を行う。
新規評価
・当社の要求(図面通りに加工ができる)を満たしているかどうか、最終的に社長が判断。承認されれば「取引先一覧」に追加する。
継続評価
・当社の要求を満たしているかや問題が無いか随時確認を行い、問題がなければ、「協力会社一覧表」に継続して登録を行う。
・違反うあ不具合があった場合は是正要求し、応じない場合は取引停止をすることを決め、「取引先一覧」から削除する。
8.4.2 管理の方式及び程度
購入品や外注業者が製品等に悪影響が出ないように、当社の品質に関わる仕組みの一部として管理を行う。
管理内容は、検査、業務の指示、指導、命令や監査、改善要求等であり、管理方法を決める際は製品に与える影響の大きさや、外注先の品質管理におけるレベルを考慮する事。
受け入れする際の検査は、全数検査、もしくは抜き取り検査にて、問題がないかどうかを確かめること。その結果は「チェックシート」にて記録。
8.4.3 外部提供者に対する情報
購買品を購入または外注依頼をする前に、内容が正しいか確認する。また、以下の事項を注文書にて記載し伝えること。
- 購買品や外注の仕様、内容
- 次の事項の承認
・製品及びサービス
・製造方法、サービス実施方法、設備
・出荷許可、引き渡しの条件 - 資格や必要な登録なども含む外注先の力量
- 購買先、外注先との連携方法
- 購買先、外注先に対して行う管理及び監視
- 購買先、外注先で実施する検査や製品等の評価
グループワーク

グループワークでは、まずアイスブレイク(研修前に場を和らげる為のコミュニケーション)で一分の自己紹介と一分のフィードバックを行いました。そしてミスが起きやすい工程とその原因、そして減らす為の対策を各自グループで話し合い発表しました。各グループが工程毎に分かれて話し合いましたが、特に製造チームからは直近の社内不良から図面データ作成の徹底を対策として挙げておりました。これらのフィードバックを元に、紡織機器バネ工業株式会社では社内、客先不良が発生しない製造体制を整える取り組みを行っています。
参加者の感想とまとめ
- 第一製造部
今回は、アイスブレークという形で自己紹介をしたが自分を一分間で語るのがすごく長く感じた。これが話し慣れてくると時間間隔が変わってくるのかなとか思ったりもした。 - 第一製造部
内容を野球チームに例えて説明してくれていたのが分かりやすかった。 - 第一製造部
始まる前は八章の内容は濃い印象を受けたが、講師の説明が分かりやすかった。内容が良く噛み砕かれていて伝わりやすかった。良い勉強の機会となった。 - 第二製造部
グループワークで限られた時間の中で話し合うのが非常に難しく、今回の「自己紹介」も自分が一番分かっているようで言葉でスと出ないのに日々の言葉の鍛錬の必要さを感じた。
また、全体アンケートは以下のようになっておりました。



今回アンケートも全参加者の回答が得られました。ご協力に感謝致します。
これからも弊社では、ISO周知のための継続的な取り組みを進めてまいります。






