活動レポート

第4回ISO9001研修を実施しました

ISOの「現場への十分な浸透」を目標に第4回ISO9001研修が11月12日に実施されました。

第三回では第六項「計画」についてを行いましたが、第四回では第七項目「支援」についてISO推進委員部員が講義を行いました。
尚、第七項「支援」については項目が多く、幾度に分け今後講義を行う予定でしており、第四回目では7.1資源について講義を行いました。

業務支援に関する仕組み

第七項「支援」では以下の五項目について書かれてます。

  • 7.1 資源
  • 7.2 力量
  • 7.3 認識
  • 7.4 コミュニケーション
  • 7.5 文書化した情報

そして、今回行った7.1「資源」の項目はいくつかのサブ項目に分かれており、以下のように細分化されます。

7.1 資源の詳細
品質マネジメントシステム(QMS)を運用するうえで必要な 「資源」を計画し、確保し、維持すること を求めています。

7.1.1 一般
資源の種類は「人」「設備」「環境」「情報」「IT」「知識」など全て含め、必要な資源を決定し、提供。
「人・設備が足りない」「知識が属人化している」といった状態にならないようにします。

7.1.2 人員
品質を確保するために次のような配慮が求められます。

  • 必要な人数の確保
  • スキルを持った人材の配置
  • 教育や訓練による能力の維持・向上

人材不足や教育不足は、品質トラブルの大きな原因となるため、計画的な管理が重要です。

7.1.3 インフラ
製品・サービス提供に必要な 設備・建物・システム・輸送 などを提供・維持。
設備の老朽化やIT環境の不備が品質に影響しないよう、保守や管理が求められます。

7.1.4 運用に関する環境
作業を安定して行うための 物理的・人的・心理的に適切な環境を整える。

従業員の心理的・社会的な状態

7.1.5 監視・観測のための資源
製品が要求通りであるかどうかは、測定機器や試験設備によって確認されます
7.1.5.1 一般

  • 測定に必要な機器を適切に準備する
  • その機器が目的に合っているか確認する
  • 正しい結果が得られるよう維持する(点検・保守)

7.1.5.2 計測のトレーサビリティ
校正が必要な機器については、測定結果の信頼性を保証するために校正・検証・管理を行う。

グループワーク

講義の後では、もしトレーサビリティを行わなかったとしたらどんなデメリットが起きるのかについて、各班で話し合いをし不良を見つけることが出来ない、不良の再発を防ぐことが出来ない、信用の保障がされないなどの意見がありました。
その他に再検査のコストがかかる、クレーム対応の遅れや、外部監査で不適合となるなどの参考例もありました。
これからも弊社では、ISO周知のための継続的な取り組みを進めてまいります。

参加者の感想とまとめ

  • 生産技術部
    話は理解していると思うが、定着すると問われると難しいと感じた。休憩時間が短いと思った。
  • 第一製造部
    ISOとミーティングに昼食が挟まると集中力が途切れるので、両方を連続して行った後に会食を含む休憩をまとめて取った方がいいと思った。
  • 第一製造部
    少し場所に窮屈さを感じ、またスクリーンが遠くからだ下の部分が見えにくかった。品質管理やお客様への信用が大事であるというのは学べました。
  • 第二製造部
    ISOの話に関してはわかりやすく説明してくれたと思うが、初めて聞く単語がいくつかあり理解しにくいところがあった。

また、全体アンケートは以下のようになっておりました。

今回アンケートでは全参加者の回答が得られました。ご協力に感謝致します。次回の研修ではこれらのアンケートや御意見を元により分かりやすく伝えられるように努力していきたいと思います。第5回ISO9001研修は12月11日(木)の予定です。

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ISO9001推進部

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