こんにちは。イベント運営チームです。今回は前回予告した通り、動画講習会で作成、編集した「穴あけ」工程の動画を用いた実証試験の様子と改善内容をご紹介いたします。、弊社では、新人教育およびお客様への業務紹介の一環として、製品の作成工程を分かりやすく動画にまとめる取り組みを行っております。今回、その動画を実際に業務未経験のスタッフに視聴してもらい、実際の作業がどの程度再現できるかを検証いたしました。
今回この企画に協力してくれたのは出荷工程管理部のSAKURAさん。普段は完成品のチェックや梱包、在庫管理などを担当していますが、穴あけ業務に関してはほぼ未経験の状態での参加です。
まずはSAKURAさんに、事前に作成した「穴あけ工程動画(改良前)」を視聴してもらいました。
(改良前の動画リンクはこちら)
視聴の際には「パネル操作時の動きが分かりにくい」等の率直な意見をいただきました。
その後、実際の作業に挑戦してもらったところ、電源はスムーズについたのですが最初につまづいたのが金型のセット。上下の向きが分かりにくいとの事でした。


また、パネルで穴位置を設定する工程では、操作の流れがやや不明瞭であることに加え、動画制作時点では説明が不足していた細かなボタン操作があることも判明しました。

試行の結果、安全に穴を開けることは問題なく行えましたが、細部の説明不足が学習の障壁となることが確認できました。
これらの課題を踏まえ、私たちはすぐに動画の改良作業に着手しました。
具体的には、
- 金型セット時に拡大映像を挿入し、向きの確認を容易にする
- パネル操作場面を別撮りのアップ映像で分かりやすく解説
- 各工程に補足説明文を追加
といった改善を行いました。
これらの失敗を元にすぐさま改善版の作成に私達は取り掛かりました。金型セット時の場面では拡大画像を貼りつける。パネル操作時はパネルをアップした別動画を見せる。その他細かい説明文の追加等を行いました。
改良後の動画は、より実務に即した内容となり、新人研修の教材としても十分活用できる仕上がりとなりました。また、今後はこの取り組みを発展させ、製品の製作工程全体を体系的に動画化・管理する体制を整えてまいります。
今回の実証試験を通じて、実際の作業者目線からの意見の重要性を改めて実感しました。
今回ようやく一つ目の動画が完成しましたが、このノウハウを活かして製品作成までの流れを動画としてまとめ管理できるようにしていくつもりです。今後も「分かりやすさ」と「安全性」を両立した教育コンテンツづくりを進めてまいります。
(完成した動画はのリンクはこちら)






