8月27日(水)13時より、ISO9001に関する研修会を行いました。
今回のテーマは、来月予定されている審査に向けて「必要な資料や対応の確認」です。特にマネジメントレビューについて重点的に学び、実務にどう反映させていくかを整理しました。

マネジメントレビューについて
マネジメントレビューとは、これまでの活動を振り返り、課題や改善点を整理して、組織の仕組みや体制を見直す経営管理活動です。
トップマネジメントが主体となり、次の インプット(報告事項) と アウトプット(決定事項) に分けて進めます。
- インプット例:
顧客満足度や品質目標の達成度、不適合・是正処置の状況、監査結果、外部環境の変化 など - アウトプット例:
改善の方向性、システム変更の必要性、資源の確保 など
講師の説明を受けながら確認した結果、当社では 「会食ミーティング議事録」 と 「品質安全推進委員会会議議事録」 の2種類をマネジメントレビューとして活用できることが分かりました。日頃から記録を残してきた努力が報われ、一安心です。
ただし、注意点も共有されました。これまで口頭で済ませていた報告も、今後は議事録として記録を残すよう徹底していく必要があります。


審査に向けた確認事項
マネジメントレビューの準備ができたことで、審査への不安はぐっと減りました。今回の研修で確認したその他の重要なポイントは以下の通りです。
- 内部監査の記録:8月4日に実施済みの内部監査記録に、作成者の名前が抜けている箇所があったため、監査日までに記入すること。
- 業務上の日常点検記録:見積もりから出荷までの記録を数件分、すぐに提示できるよう準備しておくこと。
- 審査当日のスケジュール:タイムスケジュールはあくまで目安なので、担当者は時間に余裕を持って準備を進めること。


研修を受けての感想
前回の審査ではマネジメントレビューの準備不足で苦労しましたが、今回は日頃から行っている議事録が活用できると分かり、安心しました。
日々の業務の中でISOに関することを意識して取り組んできたことが、今回の研修で成果として現れていると感じました。今回の研修を経て、審査への不安は解消され、自信をもって臨めると思います。
今回の研修で確認したことを確実に実行し、審査に向けて万全の準備を整えていきます。